悪の誘惑に気をつけなければならない
世の中 若い人達が犠牲になる事件が多いです。特に若い女性や、少女たちはなぜ、いとも簡単に悪魔の誘惑にまどわされてしまうのでしょうか、
これは両親や周りの大人たちにも重大な責任があります。
福音を勉強して、神の教えを素直に受け入れている人達は、悪魔の誘惑に騙される事は殆どないのです。
昔、イエス・キリストの使徒達が残した文章において、「この世」は福音の教えに反するもの、として語っております。
使徒パウロは、こう教えています。『この世と妥協しては成らない』又『この世の知恵は、神の前では愚かなものである』と教え、『人の虜にされない様に』と教えています。
神の教えの標準に合わないものは、いかなるものも拒む事が大切です。
神の標準とは
神はこの地球をご自分の計画にもとずいて創造されました。そして霊の子供達に死すべき状態(この世に生まれ肉体を与えられた人生)から、栄光(神の国)へ進むために、必要な段階を経験し成長させる事を目的としています。
それは個人の救いだけではなく、「家族の救いの計画」なのです。そこに神の標準があります。その一つが「家族の宣言」です。
家族の宣言とは何か
「末日聖徒イエス・キリスト教会」の預言者の教える「家族の宣言」とは、現世において私達を救いに導くために必要な教えです。
私達は結婚の律法や、堕落しつつある世のその他の伝統に従って生活しなければならないのと同時に、たとえ世の方法と異なっていても永遠の幸せを得ようと思うなら、家庭生活において個人的に正しい選択をする必要があるのです。
末日聖徒は、「家族の宣言」を次のような家族関係を定義づけるものとして、受け入れています。すなわち、永遠の成長において最も重要な事柄が起こり得る場としての家族関係です。
「家族の宣言」は初めにこう告げています。
男女の間の結婚は神によって定められたものであり、家族は神の子供達の永遠の行く末に対する、神の計画の中心を成すものです。
性別は人の前世、現世、および永遠の状態と目的にとって必須の徳性なのです。生殖の神聖な力は法律に基づいて結婚した夫婦である男女の間においてのみ用いるべきです。
宣言は、「増えよ、地に満ちよ」という、夫と妻に課せられた 今も変わらぬ務め、また夫婦は「互いに愛と関心を示し合うとともに、子供達に対しても愛と関心を示す、という厳粛な責任を負っている」ことをはっきりと主張しています。
「子供達は結婚のきずなの中で生を受け、結婚の誓いを完全な誠意をもって尊ぶ父親と母親により、育てられる権利を有している」のです。
では、その「家族の宣言」の内容を見てみましょう。
家族の宣言の内容とは
家族(世界へ)の宣言
末日聖徒イエス・キリスト教会の大管長会と十二使徒評議会は、男女の間の結婚は神によって定められたものであり、家族は神の子供達の行く末に対する創造主の計画の中心を成すものであることを、厳粛に宣言します。
すべての人は、男性も女性も、神の形に創造されています。人は皆、天の両親から愛されている霊の息子、娘です。したがって、人は皆、神の属性と神聖な行く末とを受け継いでいます。そして性別は、人の前世、現世および永遠の状態と目的にとって必須の特性なのです。
前世で、霊の息子、娘たちは神を知っていて、永遠の御父として神を礼拝し、神の計画を受け入れました。その計画によって、神の子供たちは肉体を得ることができ、また、完成に向かって進歩して、最終的に永遠の命を受け継ぐ者としての神聖な行く末を実現するために、地上での経験を得られるようになったのです。神の幸福の計画は、家族関係が墓を超えて続くことを可能にしました。聖なる神殿において得られる神聖な儀式と聖約は、わたしたちが個人として神のみもとに帰り、また家族として永遠に一つとなることを可能にするのです。
神がアダムとエバに授けられた最初の戒めは、彼らが夫婦として親になる能力を持つことに関連したものでした。すなわち、増えよ地の満ちよ、という神の子供たちに対する神の戒めは今なお有効です。生殖の神聖な力は、法律に基づいて結婚した夫婦である男女の間においてのみ用いるべきです。
この世に命をもたらす手段は、神によって定められたものです。命は神聖であり、神の永遠の計画の中で重要なものです。
夫婦は互いに愛と関心を示し合うとともに、子供たちに対しても愛と関心を示すという厳粛な責任を負っています。「子供たちは神から賜わった嗣業であり」(詩篇127:3)とあります。両親には、愛と義をもって子供たちを育て、物質的にも霊的にも必要なものを与え、また互いに愛し合い仕え合い、神の戒めを守り、どこにいても法律を守る市民となる様に教えるという神聖な義務があります。夫と妻、すなわち父親と母親は、これらの責務の遂行について将来神の御前で報告することになります。
家族は神によって定められたものです。男女の間の結婚は、神の永遠の計画に不可欠なものです。子供たちは結婚のきずなの中で生を受け、結婚の誓いを完全な誠意をもって尊ぶ父親と母親により育てられる権利を有しています。家庭生活における幸福は、主イエス・キリストの教えに基づいた生活を送るときに達成されるに違いありません。実りある結婚と家庭は、信仰と祈り、悔い改め、赦し、尊敬、愛、思いやり、労働、健全な娯楽活動の原則にのっとって確立され、維持されます。神の計画により、父親は愛と義をもって自分の家族を管理しなければなりません。また、生活必需品を提供し、家族を守るという責任を負っています。また母親には、子供を養い育てるという主要な責任があります。これらの神聖な責任において、父親と母親は対等のパートナーとして互いに助け合うという義務を負っています。心身の障害や死別、そのほかの様々な状況で、個々に修正を加えなければならない事があるかもしれません。また、必要なときに、親族が援助しなければなりません。
貞節の律法を犯す人々、伴侶や子供を虐待する人々、家族の責任を果たさない人々は、いつの日か、神の御前に立って報告することになります。家庭の崩壊は、個人や地域社会、国家に、古今の預言者たちが預言した災いをもたらすことでしょう。
わたしたちは、全地の責任ある市民と政府の行政官の方々に、社会の基本単位である家族を維持し、強めるために、これらの定められた事柄を推し進めてくださるよう呼びかけるものであります。
まとめ
この「家族の宣言」は、世界への宣言として1995年にユタ州ソルトレークシティーにおいて世に発表されました。
現在多くの言語に翻訳されて、家族が現代の試練を受ける中にあって私達を支えるものです。
世は、真理と言う仮面をかぶった詭弁があふれており、倫理基準や、価値観に対する欺瞞が後を絶たず、じわじわと世の汚れに染めていこうとする疑惑があまりにも多いのです。
世の人々が皆「家族の宣言」に沿って当たり前の性活をし、人々と愛をもって関わり合っていったら、なんの汚れも心配も恐れもない世の人生を送れる事でしょう。