永遠の家族の教義について最も大切なものは何か
(エリック・W・コビシュカの話し参照)
家族および家庭生活が、幸福の源泉であるという考え方が、ここ数十年の間に著しく薄れてきました。
伝統的な家族が世界規模の多種多様な発信源から、攻撃を受けています。
世の影響を受け、私達は家族を、また自分達の幸福を、危険にさらしています。その影響とは、世俗とその誘惑、身勝手な充足欲の高まり、快適さや、安易なやり方を好む傾向、といった影響です。
人生の幸福が「あらゆる面で苦労のない生活」かどうかで、決められることがあまりにも多く、わたしたちは「小さな投資で大きな見返り」方式で、そのような生活を手にしたい、とか維持したいと望みがちです。
しかし、そううまくいかないのが人生です。生易しくは出来ていません。神様はこう言われました「多くの艱難の後に祝福はくる。それゆえあなたがたが、大いなる栄光を冠として与えられる日が来る」
神によって定められたもの
神は、しっかりとした家族を育て、維持する方法を明示されました。それは、「家族ー世界の宣言」に(カテゴリ「家族の目的」の<世の中道理がはずれて正しい事が分らなくなっています>の記事の中で説明しています)明記された原則を研究し、応用するように勧められています。
家族の宣言にはこうあります、「男女間の結婚は神によって定められたものであり、家族は神の子供達の永遠の行く末に対する、神の計画の中心を成すものです。」
多くの人が持つ家族のイメージと目的は、劇的に変わってきています。いわゆる「運命の伴侶」との結婚を理想とする考え方が、社会に入りこんでいて、子供が何を求め、何を感じるかよりも、大人が何を求め、何を感じるかを、中心に考える人が増えています。
その結果、多くの人が妥当な婚約期間を経て結婚するのではなく、ピッタリの相手を見つけるため結婚を決意する前に、結婚の恩恵のない同棲をしてうまくいくかどうか試したり、詳細な婚前契約で補償された贅沢なライフスタイルを確保したりすることが、多くの人にとって常識になっています。
聖文と現代の神の預言者の教えは、こうした世の中の風潮とは異なります。
わたしたちは、家庭を構え子供を育てるために、純潔と貞節という土台の上に、結婚生活を築くことです。基本的に結婚は、子供を産み、育てることを前提としているのです。
神の方法
神が定められた結婚生活は、「管理」し「提供」するという父親の役割と、「子供を養い育てる」という母親の役割があります。夫婦間でも対等のパートナーとして助け合うことは、いつも同じことをしたり、すべてを一緒に又は均等に行ったりすることではありません。
家族に関する宣言で、概説された神の計画によれば、夫と妻のそれぞれに与えられた異なる役割を理解し、受け入れることです。
世の中で言われる「解放」すなわち、夫と妻の両方が自分の利益のために生きる、という風潮に従うのではありません。夫婦で補い合い、家族で一致し、思いやりを持つように努力します。
さて、ここでいう神の方法とは、すべてが直ちに私達の思いどおりに進むということではありません。
家庭や子供の中に見いだす喜びほど、人生に幸福と満足をもたらしてくれるものはほかにありません。
こうしたことが、永遠の進歩の始まりにすぎず、永遠の家族の教義について深く考え、最も大切なものは何なのかを自ら理解するよう勧めます。
この種の幸福は、人の存在の根幹を成します。そして夫と妻、子供との間の心地よい関係から生まれる幸福感は、常に増し加わります。
家族の教義を研究して、幸福になるためのビジョンを作り上げたら、そのビジョンを真剣に実行しなければなりません。
自分のビジョンを達成するための、個人の目標を設定するよう勧めます。「目標は心の望みと、達成可能なビジョンを反映するものです。
心の望みは目標と計画をとおして、行動へと変わります。目標設定と計画は信仰に基づくものです。
適齢期になったら、楽しむだけのデートはしないでください。どの交際相手にも、将来の永遠の伴侶であるかのように接するならば、その人を肉体的、または霊的に傷つけたり、ふさわしくない行いをして、自分のビジョンを曇らせたリする事は決してないでしょう。
まとめ
「人がひとりでいるのは良くない」という(創世記2:18)神の言葉は、文字通りの意味であり、神のすべての子供達に対する神の究極的な望みは、その子供達が「喜びに満たされる」ことである。
したがって、常に自分のビジョンを念頭に置くべきであり、「永遠の家族の中で生活する、理想に向かって努力するべきである。これはふさわしい伴侶、愛にあふれる父親や母親になるために、準備するという意味である。時としてこれらの祝福は来世まで成就しないこともあるが、究極の目標はあらゆる人にとって同じである。」
生活状況は千差万別で、全世界の人の数だけあることは承知しています。しかし、個々の生活状況がどうであれ、これらの教義と原則は永遠であり、真実です。
家族や子供の中に見いだす喜びほど、人生に幸福と、満足をもたらしてくれるものはありません。