人には人生の欲望があります
多くの人は、「固く信じられるもの、永遠に無くならないもの」を探し求めて生きています。
老化を防いだり、いつも美しく健康で居たいと望み、有名になったり、裕福になったりする為の方法を探しています。
しかし本当はそれはどうでもよい事なのです。なぜなら、それは永遠のものではないからです。最後にはこの世の生涯が一時的なものである事をさとりますから。
友人や、家族は年老いて亡くなり、有名人はすぐに忘れられ、お金は手に入ってもすぐに無くなってしまいます。それでも人はこの世での欲望があります。
人は永遠の存在であり、永遠の神の霊の子供です。そこで人生は、前世(生まれる前)、現世(この地上での時間)、来世(死後に行く所)という三幕の劇に喩えられます。
そしてその第一幕が始まった時から、神は私達の為にある計画を備えておられました。「幸福の計画」です。その計画に従えば現世で慰めと導きが得られ、来世では救いと幸福が得られる。ということです。
この世での人との関わり方
そうした中で、人はこの世での人生をどの様に、人との関わりを持って行けば良いのか、を考えなければなりません。何故なら人生は人間関係無しでは過ごす事が不可能であり、人生と人間関係は切り離せない関係にあるからです。
この世の人生で、様々な人々との幸せな関係を持てる付き合い方や、考え方を知る必要があります。それを知ることでより良い人生や、幸せな人生を送る事が出来るのです。
人を救うのはやはり人ですから、自分が誰かに助けてもらったら、次は誰かを助けるのです。それが人との関わりです。「奉仕」でもあります。
「奉仕」はこの世の必要課題です。私達はこの現世で過ごす中で、どれだけ「奉仕」をしてきたかで、その人の価値が加算されるでしょう。
奉仕は人の徳性です
人は誰かに「何かをしてあげたい」という徳性があります。
例えば、自分の家族や友人、愛する人達に誕生日に「プレゼント」をしたくなります。他にも、クリスマス、入学祝い、卒業祝い、結婚祝い、又はそういう行事の他にも、自分の畑に作物が出来たのでおすそ分け、とか自分で作ったケーキを配る、とか旅行に行ったらお土産を、という様に絶えず何かにつけ、様々なプレゼントをしたいと思っています。
そうする事によって自分の気分は良いものを感じます。そして相手から喜ばれたり、感謝されるととても嬉しいです。そして自分もそうされる側になると更に嬉しくなります。
これは奉仕であり、愛であり、福祉です。この奉仕は物だけではなく、労働もあります。病気の人を見舞い世話をしたり、年寄の一人暮らしの所に行って家事を手伝い、寂しい人の所に行って慰める。
これ等は人にしか出来ません。「人は一人では生きられません」だから助け合いが必要です。そうして喜びと幸せを得ます。
人に奉仕をするのは、神に仕える事でもあります。聖書にある聖句では、この様にあります。
「これらの最も小さな者のひとりにしたのは、わたしにしたのである(マタイ25:35)」
まとめ
人と人との関わりは、この世で生きて行く為に必要不可欠です。なぜなら、人は一人では生きられないからです。そして人との関わりの中で最も大切なのは「愛」です。だから聖書に次ぎのような聖句があります。
「愛を持って互いに愛し合いなさい(ガラテヤ人5:13)」
「自分を愛する様にあなたの隣人を愛せよ(マタイ22:39)」
「何事でも人々からして欲しいと望むことは人々にもそのとおりにせよ(マタイ7:12)」