人生の目的を知り人間関係を学ぶ

人生の目的を知り、その目的に至るまでの生活や人々との関わり方について、学ぶ事が出来る。

人との関わり

生活の中に喜びを感じるために、最も大切なこと

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最も大切な事柄について考える

(データー・F・ウークトドルフのお話参照)

日々の生活と、慌ただしいペースと、多くのストレスのために、喜びを感じられなくなっているなら、最も大切なことに焦点を当て直してみましょう。

例えば、自然を研究することで人生について、驚くほど多くの事を学ぶことができます。

科学者は、年輪を見て何百年前 あるいは、何千年前もの気候や生育環境について、科学的根拠に基づいた推理をすることが出来ます。

木の成長に関する研究から学べることの一つは、木は理想的な状況下では通常の速さで成長するが、成長環境が理想的でない場合は、成長を遅らせそのエネルギーを、生き残るのに必要な基本的要素に注ぐと言う事です。

それは、飛行機の操縦とも関係があります。どんな事かというと、

例えば皆さんは飛行機に乗って居る時に、乱気流に遭遇したことがあるでしょうか、乱気流の最も一般的な原因は、空気の流れの急激な変化です。それによって飛行機は、上下や左右に揺れたり、回転したりします。

飛行機は、大きな乱気流に遭遇しても耐えられる様に作られていますが、それでも乗客は不安になります。

乱気流に遭遇した時パイロットは、何をするでしょうか?普通の考えでは、より速く乱気流を切り抜けるには、スピードを上げれば良いと考えるかも知れませんが、それは間違っています。

プロのパイロットは、乱気流を切り抜ける祭、その影響を最小限に抑えるのに最適なスピードがある事を知っていて、スピードを落とします。同じ原則は 道路の減速帯にもあてはまります。

 

ですから、状況が思わしくない場合には、少しペースを落とし、進路を安定させ、必要不可欠なことに集中するのが、得策と言えるでしょう。

現代生活のペース

これは単純ですが、非常に大切な教訓です。

木や、乱気流にたとえると当然だと思えるのに、この原則を日々の生活に当てはめた場合、私達はこの教訓を簡単に無視してしまいます。

日々の生活の中で、ストレスが高まり、苦悩し、悲劇に見舞われても、多くの場合私達は それまで通りの慌ただしい生活を続けようとします。

あるいは、もっと速く進めば暮らし向きはもっと良くなる筈、と考えてさらにペースを上げようとするのです。

乱気流や障害にもかかわらず、ますます速いペースで進んでいることが、現代社会の特徴の一つであるようです。

忙しくすることはむしろ簡単です。たとえば

私達はみな スケジュール表に書ききれない程の仕事を思いつきます。また、自分の価値は なすべき事の多さで決まる、と考えてる人もいます。

そいう人は、空き時間に集会や、小さな仕事を詰め込みます。ストレスや疲れを感じていても、そうするのです。

こうして不必要に生活を煩雑にするので、ますます欲求不満が募り、喜びはなくなり、生活に意義を見出せなくなってしまいます。

どんな良い事でも「過ぎたるは及ばざるがごとし」と言いますが、毎日の生活になすべきことを詰め込みすぎるのは、一線を越えれば、目標は重荷になり、大志は足かせとなります。

解決策

賢明な人のやりかたは、彼らは、日々の慌ただしさに身を任せるという誘惑を退けます。そして、「スピードを上げる事ばかりが人生のすべてではない」というアドバイスに従います。

彼らは、最も大切なことに焦点を当てるのです。

「私達は より良いものや、最も良いその他のものを選ぶために、良いことをあきらめる必要があります」

 

より良いものや、最も良いものは信仰をはぐくむことです。

最も良いものを求めれば、必ず、イエス・キリストの福音の基本原則に行きつきます。それは何かというと、

思いやりに満ち、すべてを御存じである神によって示された、簡潔で美しい真理です。

これらの基本的な教義と原則は、子供でも分るほど簡単ですが、人生の最も難しい質問にも答えてくれます。

 

私達は難しい解決策を求めるあまり、簡単で単純であることの素晴らしさを理解しない場合があります。

たとえば、宇宙飛行士が地球の周りを回る様になって、宇宙ではボールペンが使えない事がわかりました。そこで、非常に優秀な人達がその問題に取り組み始めました、そしてついに、どんな場所でも、どんな物の表面にも書くことの出来るペンが開発されました。しかしその問題が解決するまでの間、宇宙飛行士たちは、どうしていたのでしょう?

単に鉛筆を使っていたのです。

基本の力

ある有名なフットボールコーチが、トレーニング初日に必ずある事を行ったといいます。

彼は、長年プレーしている選手達に、フットボールを掲げて見せてこう言うのです「諸君、これはフットボールだ」

そしてそのサイズや、形、蹴り方や抱え方、パスの仕方等を説明します。それからチーム全員をフィールドに連れて行き「これがフットボールのフィールドだ」と言って、選手たちを連れて歩きながら、その大きさや形、ルールやゲームの進め方を説明するのでした。

このコーチは、たとえ経験を積んだ選手達であっても、基本をマスターして、初めて偉大なチームになれることを知っていたのです。

試合の基礎をマスターしない限り、優勝チームにはなれないのです。

 

では、基本とは何でしょうか。

最も大切な事柄について、私達が天の神に頼り、主の知恵を求めるとき、次の4つの鍵となる関係について学ぶことが出来ます。

①、神との関係

②、家族との関係

③、周囲の人々との関係

④、自分自身との関係

これ等を学んで、自分自身の生活を進んで評価するとき、より優れた道からどの点で離れてしまっているか、が分るでしょう。又、理解の目が開かれ、心を清めて、生活の焦点を調節し直すために、何が必要かにきづくでしょう。

1、まず、神との関係については、最も神聖で、重要です。

私達は、神の霊の子供であり、神は、私達の御父です。神は私達の幸福を願っておられます。私達が神を求め、御子イエス・キリストについて学び、聖霊の影響力に対して心を開くなら、私達の生活は、より堅固になり、安定します。神の永遠の計画に従って生活し、主の戒めを分るために最善を尽くすなら、より大きな平安と喜びを感じ、より偉大なことを達成できるでしょう。

2、家族との関係についてでは

『いかなる成功も、家庭の失敗を償うことはできない』のです。だから、家族を優先順位の高い位置に置かなければなりません。夕食を囲んだり、家庭の団欒をしたり、ただ一緒に楽しい時間を過ごしたりするなど、簡単な事を一緒に行うことで、愛にあふれた深い家族関係を築く事ができます。家族関係において、愛するとは「時間を共に過ごす」ことです。互いの為に時間をとることは、家庭での一致を図るための鍵です。家族について話すのではなく、家族と話すのです。

3、周囲の人々との関係については

人々の必要に敏感になり、仕え、時間や才能をささげることによって、個人的な関係を一人づつ築いていきます。

ある女性が、自分も高齢と病気で大変であるにもかかわらず、多くは出来ないけれど、人の話しを聞く事が出来る、と決心し、毎週困っている人や、落胆している人を探して共に時間を過ごし、話しを聞きました。そうして彼女は実に多くの人の人生に、祝福をもたらしました。

4、自分自身との関係を築く

と言うと、奇妙に思えるかも知れませんが、実際築いているのです。中には、自分とうまく付き合えない人もいて、一日中自分を非難し、自分を嫌いになってしまうのです。急がず、ほんの少し時間をとって、自分自身をもっとよく知りましょう。自然の中を散策したり、日の出を眺めたり、神の創造物を満喫したり、それらが自分にとってどのような意味があるか、を見出してください。

こうして、最も大切な事柄について考えるとき、生活の中に喜びを感じます。

私達も、自分自身を神聖な可能性を持った、貴い神の息子や娘として、見る事ができますように。

 







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ようこそ 私は管理人の齋藤正子です。

新潟県出身  高校卒業まで新潟で過ごす。

「末日聖徒イエス・キリスト教会」会員。

教育者の家庭に生まれ育ち、7歳で母親を亡くし、後信仰深い祖母に育てられたが、10歳の時父が再婚し、その義母に姉妹差別で育てられた事に悩んだ。 大学を卒業した後、様々な人々と関わり 「人生とは何か」に、疑問を持っていたある日「末日聖徒イエス・キリスト教会」の宣教師に出会い、「救いの計画」について聞く事ができた。

そして人生の目的や人々との関わり等について、また人と神の関係について学んだ。

私と同じ疑問を持っている方、又人々との関係を良いものにしたいと思う時に、参考になればと思い聖典等を参考にして書いています