マリッサ・ウィディソンの話参照
神聖な肉体
人はこの世に生まれると同時に、肉体を得ます。この肉体は神から与えられたもので、この世だけのものではなく、この先永遠にわたる肉体であり、その大切さを、私たち親が子供たちに教えなければなりません。
そうしないと、この世の悪がしきりと介入してきて、わたしたちの代わりに子供に誤った教えを吹き込むでしょう。
新約聖書の「コリント人への第一の手紙6:19」で、使徒パウロは、『あなた方は知らないのか、自分の体は神から受けて、自分の内に宿っている聖霊の宮であって、あなたがたは、もはや自分自身のものではないのである。』と、肉体は神聖なものであると教えています。
しかし、世が教えるのは、これとは逆の異なったことを教え、混乱させるメッセジが子供たちの周りを飛び交い、疑問や疑念をおこさせます。
そこで、肉体は善を行うための驚くべき手段である、という正しい認識を子供たちが持てるように、助けるためのアイデアを紹介します。
肉体は賜物
肉体の 形や色、大きさ、能力のレベルは人により異なります。
子供たちに伝えられる最も価値あるメッセージは、それぞれの肉体は、貴い賜物であるということでしょう。
肉体を得ることは、「幸福の計画」(神がそのこどもたちの、幸福のために作られた計画)の重要な一部です。結局のところ、人は霊と肉体から構成されているのです。パウロが教えたように、肉体は聖霊の宿る宮なのです。
大人と同じように子供も自分の体の見た目や、機能に不満を抱くことがあるかも知れません。それでもよいのです。肉体が不完全であっても、その肉体を通して学び、成長する機会が得られることを、子供たちが理解できるよう助けてください。
私たちは、自分の体の見た目を気にしすぎたり、他の人の体を比較したりするのではなく、肉体を使ってできる良いことに、目を向ける模範を示すことができます。
いつか私たちはそれぞれ復活し、肉体は「本来の完全な造りに回復される」のです。
肉体を大切にする
子供たちが育む健康的な習慣は、残りの生涯にわたって祝福をもたらすでしょう。両親である私たちは、子供たちが口にする食べ物や、体を使った活動、衛生習慣、肉体を大切にするそのほかの方法に、少なからず影響を与えます。
健康であるよう勧めるだけでなく、そういった良い判断をする手本となる、家庭環境を作り出すことができます。
性的な親密さや、成長するにつれて、肉体にどのような変化が起こるかについて、包みかくさず恥ずかしさを感じさせることなく、話し合うこともその一つです。
虐待を防ぐ
悲しいことに、世界中のおよそ4人に1人は子供のころに、虐待を受けています。わたしたちは、子供たちを守り、力づけることができます。
不快に思うことに対して「嫌だ」と言い、誰かに傷つけられたら助けを求め、安全を確保するまで助けを求め続けるべきであることを、子供たちに教えることができます。
子供たちの疑問について落ち着いて受け答えをし、肉体の各部分の正確な名称を教え、御霊に注意を払うよう勧めます。
メデイアには、肉体に関する有害なメッセージがたくさん存在します。子供たちは何を読んだり、見たり、聞いたりしているでしょうか。
有害なメデイアを特定し、それを避けるよう子供たちを教えると、子供たちは真理と、偽りをよりよく見分けられるようになるでしょう。
思いやりを持つ
私たちは、自分の体を含め、だれかの肉体について思いやりのない意見を述べていないでしょうか。もしそうしているなら幼い子供たちに対して、悪影響を及ぼす模範を示していることになります。
そうではなく、肉体ができることへの感謝を伝えることを、習慣とすることができます。 私たちは思いやりのある発言の手本となることができます。
最後に、ほかの人たちは、私たちが避けるように教えられている方法で、肉体を扱うかも知れません。
タトウやピアス、慎みのない服から、遠ざかるよう子供たちに話すときに、思いやりを持つよう、併せて教えましょう。
人の選択に同意できないかも知れませんが、常に愛と敬意を込めて人に接するべきです。