人生の目的を知り人間関係を学ぶ

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人との関わり

親が子供たちと性的関係の話を、何故、どの様に、いつ話すか

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もし、青少年に「純潔」とはと尋ねたとしたら、彼らは居心地悪そうにそわそわした後に、早口で「結婚する前に性的な関係を持たない、という意味かな」などと言われることでしょう。

多くの若者が、結婚前の姓的な行為を控えている一方で、純潔や性的な望みの本当の意味や、目的について大きな誤解をしています。そして誤解は大抵、将来結婚した時に苦労する、という結果につながります。

親としてまた指導者として、私達は子供たちが性的な清さを保ち、なおかつ性について備えられるように助けることを目標としなければなりません。

純潔の側面を考える

純潔の肉体的な側面(例えば結婚前の性的な行為を控える事と、結婚後の完全な貞節を守ることなど)は、中心的なものであり、重要なことです。

しかし性的な行為を控えることは、得てして結婚生活における性的な親密さがもたらす、喜びや美しさといった情緒的及び霊的な側面よりも、頻繁に言及される傾向にあります。

また結婚前と結婚後の両方において、徳高く、清い生活を送ることから得られる平安と、比べても同じことが言えます。

子供をもうけることに加えて、結婚における性的な親密さは、もう一つ重要な目的があります。

「性的な関係」は、単に好奇心や、性欲を満たすためのものでもなく、自分中心の娯楽や遊びでもありません。相手を征服するためのものでもなく、ただ行うものでもありません。

それは、現世の生活において、人の神聖な特質や、可能性を表す最高の方法の一つであり、 夫婦間の情緒的、精神的な絆を強める一つの方法です。

子供たちが結婚生活において、性的な親密さを美しくすばらしいものとして、享受できるよう備えるのを助けるためには、彼らが性的な発達を理解し、神から与えられた感覚や感情を、制御できるよう導く必要があります。

もしあなたが、性的な欲求について子供と、もっと早く話すべきだった、あるいは、正しい方法で話さなかった、と心配しているとしたら、それはあなただけではありません。様々な理由からそうした会話を持つのは難しいものです。

それでも教え始めるのに遅すぎることはないのです。会話を始める前に三つのヒントをご紹介します。

1、性的な欲望についてどの様に話すか

性的な望みについて親子の間で、健全な会話をするために重要な要素は、率直に話す文化を育むことです。

その研究から、10代の子供は性的な欲望に関する情報の大半を、メデイアや同年代の仲間から得ている一方で、彼らがそうした情報を親から教えてもらいたいと、思っていることが分かっています。そこで専門家はこう言っています。

「子供は成長するにつれて、適切な事柄と不適切な事柄について、親から、より率直にハッキリと教わる必要があります。親は子供に対し性について、また純潔に関する正しい教えについて、はっきりと話してください。このような情報は、家族の中で、適切な方法により親が直接教えるようにしてください。」

このために、率直なコミュニケーションを育む為に次のような事が出来ます。

●、子供たちが小さい内に、体の部位を正しい名前で呼ぶことから始めましょう。そうすることで、子供は自分のすばらしい体について知り、心身の健康を保ち、正確な情報を得るうえで、必要な言葉を学ぶことができます。

●、子供には、何を尋ねてもよいと伝え、その後子供の質問や告白に対して、大げさな反応をしたり、恥ずかしいと思わせたりしないようにします。自分に話をしてくれた事を褒め、愛と支援したい気持ちを示し、引き続きコミュニケーションを、とっていけるよう最善をつくしてください。

●、性的欲望について比喩を使うのは避けます。子供には明瞭で率直な方法で情報を伝える必要があります。

2、性的な関係についていつ話すか

大半の親は、性的な関係について子供と対話をするのは、一度きりのようです。しかし、青少年たちが今日の世の中から、毎日のように誤ったメッセージを、受け取っていることを考えると、子供が親から話を聞く回数は一度では足りないでしょう。

子供にとって最も有益なのは、親が先を見越して行動し、性的な悩みに関して、子供が直面するであろう困難を、予測して助けになる戦略で、武装してあげることです。

ポリノグラフイーに触れる可能性のある話については、早ければ早いほどよいでしょう。子供たちは自分が愛されていて、自分が何を言おうとその愛は変わらない。と知っているときに、より容易に打ち明ける事ができます。

両親の皆さん、会話をはじめましょう。子供の方から話してくるのを待っていてはだめです。

私達がこどものに望むのは、備えが出来て力づけられたと感じる事であり、恐れを抱くことではありません。彼らと互いに話し合うことであり、一方的に話すことではありません。

より計画的に進めるためには、こんなアプローチもよいでしょう。たとえば、月に一回位、「家庭の夕べ」というような日を設け、夕食の後などに家族が集まって、お茶やお菓子を用意して、語らいの時間を設けて、それぞれが持っている悩みや、考えを分かち合うのです。そのとき性的関係の話をとりあげて、親から子供に話をするのは良いと思います。

3、性的な関係の何故について話す

何かを期待されているとき、子供はそれが何故なのか知りたがるものです。

周りの人の中には、そうしていない人もいる中で、子供たちはなぜ純潔についての法則を守らなければならないのか、期待の背後にある理由を理解した時、自分が純潔の法則に従う決意を、この決意が負担ではなく、喜びとなります。

子供と性的発育について話すときは、次の教えに留意してください。

●、性的な悩みは、神の子供一人一人に内在するものです。私達は「神の形」に創造されました。つまり私達の体は、生殖器も含めて、神の創造物なのです。

●、性的な感情や興奮を、経験することは普通のことです。子供はそうした気持ちや感覚に基づいて行動する必要はなく、ただ、そうした気持ちに意識を向けるとよいでしょう。これはつまり、私的感情を認めつつ、それに否定的な判断を下さない、という意味です。

●、自慰行為は、しばしば性的な関係に関して、子供が最初に体験することであり、無知なままで幼い子供でさえ、自分の生殖器に触れる傾向があり、そうした初期の行為に対する親の反応が、若人が自分自身や自分の性的な欲望に対して、どう感じるかについての、土台を作る可能性があります。

性的な行為は、夫婦関係の中で行われるものである、という神の戒めの背後にある理由を、子供が理解出来るよう助け、かつ、子供が生殖器を触ったり、青少年が自慰行為を認めたりしたときに、不愉快や怒りをもって、反応しないようにします。この二つのバランスを親が上手にとっていく事が重要です。

●、子供が人間関係や、性的な悩みに関連する標準(デート、慎み、純潔、等)の背後にある理由を理解すれば、神の教えの中にある知恵に気づき、それを守るという意欲を持つ可能性が高まります。

 

幼児が初期の歩き方を、学ぶ時と同じで青少年は、自分の性的悩みについて理解し、それを制御することを学ぶ過程で、つまづくこともあるでしょう。

是非とも覚えておきたいのは、罪悪感ではなく、成長を促すことです。それによって子供たちは、強くなり性的な清さを保って、いつの日か結婚生活において、性的な親密さがもたらす、祝福を享受するでしょう。

親であることは楽ではありません。しかも子供たちを教えるための取り組みを、常に完璧にできるわけではないかも知れません。それでも結婚生活における性的親密さという、美しい祝福について子供たちに、教えるための最善を尽くすことはできます。

 

 

 

 

 







-人との関わり

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  1. 山下田鶴子 より:

    斎藤正子姉妹
    はじめまして、山下田鶴子姉妹と申します。
    今日、初めて姉妹のブログに出会い一部読まさせていただきました。素晴らしいブログに本当に感動しています。
    実は、最近私もブログを書き始めたばかりなのですが、、、
    色々お聞きしたい事が一杯あります。あり過ぎて、ここにかけない程です。

    どんなツールを使って書いておられるのか、又はWordPressなのか、、どのようにして記事を書いておられるのかなどなどです。

    私の「はてなブログ」、今は私にとって、試験的試みでもあるのですが、、文章力も無く、パソコンにも(現在第4ミニiPadを使っています。)疎い自分にできるのか、続けられるのかでもあるのですが、、、少しでも、福音を知らない方々のお役に立てればと言う気持ちから始めました。
    ちなみに、ブログ更新 18回です。

    斎藤姉妹の美しいブログに触れ、正直、自分のブログの幼稚さに、不出来さに、恥ずかしくなってしまったわけですが、、、、、是非、こんな私の助けになってたいただけたらと思い、勇気をを持って、お便りさせていただきました。
    お返事いただけたら、本当に幸いです。

    • shoko-saito より:

      山下田鶴子様
      コメントありがとうございます。私も全く素人です。
      後ほど姉妹のGmail の方にメールさせていただきます。 斎藤正子

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ようこそ 私は管理人の齋藤正子です。

新潟県出身  高校卒業まで新潟で過ごす。

「末日聖徒イエス・キリスト教会」会員。

教育者の家庭に生まれ育ち、7歳で母親を亡くし、後信仰深い祖母に育てられたが、10歳の時父が再婚し、その義母に姉妹差別で育てられた事に悩んだ。 大学を卒業した後、様々な人々と関わり 「人生とは何か」に、疑問を持っていたある日「末日聖徒イエス・キリスト教会」の宣教師に出会い、「救いの計画」について聞く事ができた。

そして人生の目的や人々との関わり等について、また人と神の関係について学んだ。

私と同じ疑問を持っている方、又人々との関係を良いものにしたいと思う時に、参考になればと思い聖典等を参考にして書いています